
「アルバイトを雇ってもすぐに辞めてしまう……」「どうしたら長く続けてくれるのだろう?」とお困りではありませんか?アルバイトがすぐに辞めてしまう原因は、もしかすると教育の仕方に問題があるのかもしれません。
今回は、アルバイトの早期離職に悩む店長やオーナーの方向けに、アルバイト教育を成功させて、長く勤めてもらうには何をすべきか解説します。また、アルバイト教育に役立つツールもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
アルバイトが辞めてしまう原因は教育体制にある?
アルバイトがすぐに辞めてしまう理由はさまざまですが、そのうちの一つに「教育体制が整っていないこと」が挙げられます。
教育体制が整っていない職場では、新人アルバイトが業務の指示をしてもらえず、放置されてしまうこともしばしばです。
何をすればいいかわからない、やるべきことはあるか聞いても「特にない」と言われる……このような日々が続くと、アルバイトは「自分は必要とされていない」と感じ、辞めてしまいます。
教える人によって指示が異なる、日によって指示が変わるなどの理不尽な指導も、嫌気がさしてアルバイトが辞める原因となるでしょう。
また、「業務を通じてスキルアップしたい」「正社員登用を目指したい」と志を持って入ってきたアルバイトが、実際に働き始めると何も教えてもらえず、雑用しか任せてもらえない状況に直面し、「ここにいても成長できない」「育てようとする気が感じられない」と判断し、辞めてしまうケースもあります。
アルバイトの早期離職はどのようなデメリットをもたらすのか?

アルバイトの早期離職は、会社にさまざまな悪影響をおよぼします。具体的には、以下のようなデメリットが考えられます。
採用・育成コストがかかる
アルバイトの離職が多いと、そのたびに新しい人材を採用しなければなりません。アルバイトの採用は、採用計画を立てるところから始まり、募集要項の作成や求人広告の掲載、応募者への連絡や面接などさまざまなフローがあるため、費用も時間もかかります。
アルバイトが変わるたびに採用活動をしていると、コストがかさんでしまうでしょう。
また、新人アルバイトに働いてもらうためには、まず仕事のやり方を教えなければなりません。仕事ができるようになる前に離職されてしまうと、教えた時間が無駄になってしまいます。
次に入ってきた新人をまた新たに教育し直す必要があり、そのための時間や人件費がかさんでしまいます。
営業に支障が出る
アルバイトがすぐに辞めてしまう職場は、人手不足の状態になりがちです。人手が足りないと、営業時間や規模を縮小せざるをえなくなりますし、少人数で何とか回そうとしてサービスの質が低下してしまう可能性もあるでしょう。
営業規模の縮小やサービスの質の低下は、売上減少につながります。資金繰りが難しくなれば、倒産や閉店のリスクが高まりかねません。
また、人手が不足すればするほどアルバイト一人当たりの業務負担が増え、そのことに不満を感じたアルバイトがまた辞めてしまう……という悪循環も考えられます。
アルバイト応募者が減る
離職者が多く、常にアルバイトを募集している会社は、求職者から「何か問題があるのではないか」と疑われ、悪いイメージを持たれてしまいます。会社のイメージが悪くなるとアルバイト応募者が減り、人手不足がどんどん深刻化していくでしょう。
アルバイト教育を成功させるためにすべきこととは?

離職者が増えると、採用・育成コストがかさむ、営業に支障が出る、応募者が減るなどのさまざまなデメリットが生じます。離職者を増やさないためにも、アルバイト教育は非常に重要といえます。
ここからは、アルバイト教育を成功させるには何をすればいいか、また気を付けるべきポイントは何かご紹介します。
会社の事業概要や理念を伝える
アルバイトの初日には、具体的な業務の説明に入る前に、会社の事業概要や理念、使命、目標などを伝えます。
経営者の思いや働く姿勢、目指すべきビジョンなどを、アルバイトだからといっておろそかにせずしっかり共有することで、社員や先輩アルバイトと一丸となって働く連帯感や、やりがいを持ってもらえます。
また、会社の事業概要や理念をあらかじめ把握しておけば、具体的な業務を教わる際にも「今教わっているこの作業はこのために役に立つのか」などとイメージしやすくなり、より理解が深まります。
店舗のルールやマナーを明確にしておく
店舗のルールやマナーをはっきりさせて、必ずスタッフ全員で共有しておきましょう。
新人アルバイトのなかには、初めてアルバイトをする学生や、まったく異なる環境の職場で働いていた人もいます。
「これくらいは常識だから言わなくてもわかるだろう」と思い込んで伝えないままだと、トラブルの原因になりかねません。
ルールを知らなかったアルバイトが、万が一コンプライアンス違反をしてしまうと、「知らなかった」では済まない事態となってしまいます。あいまいにせず、必ず初めのうちにしっかり伝えておきましょう。
新人アルバイトに教育担当者を付ける
新人アルバイトには、固定の教育担当者を付けることをおすすめします。「誰でもいいから近くにいる人に聞いて」というスタイルだと、忙しいときに新人が放置されてしまいがちです。
また、人によって教え方が異なり、新人が混乱してしまう可能性もあります。
ある調査では、「新人のときに教育担当者からの指導を受けたアルバイトのほうが早期離職しにくい」という結果が出ています。
正式な教育担当者を付けて、教える時間をスケジュールに組み込むことで、新人が放置されることなく安心して働けるでしょう。わからないことがあったときに何でも気軽に聞ける人がいると、コミュニケーションを取りやすい職場環境が整い、信頼関係を築けます。
教育マニュアルを作成する
新人に業務を教えるための教育用マニュアルを作成しておきましょう。
動画や写真、図解などを積極的に活用し、誰が見ても理解できる内容にまとめておけば、研修の代わりとしても利用できます。一度作ってしまえば、同じ内容を何度も教える必要がなくなるため効率化にもつながるでしょう。
また、人によって教え方や内容に違いが出ることも防げるため、業務の品質が担保されるのも大きなメリットです。
これらのメリットは、教育担当者が忙しく、新人に業務を一から教える時間がない場合や、シフトが重なる機会が少ない場合で大きくなります。
丁寧なマニュアルを作成しておけば、新人にそれをもとに自分で学んでもらい、不明点だけ質問してもらうことで、教育担当者は教育にかける時間を短縮できます。
また、新人アルバイトは安心して仕事に取り組めるでしょう。
なお、教育マニュアルはデジタル化して保存しておくことをおすすめします。デジタル化しておけば、新しい情報を追加・更新しやすいためです。
マニュアル作成の詳しいポイントについては、中小企業基盤整備機構が「店舗マニュアル作成のポイント」という記事を出しているので、ぜひ参考にしてみてください。
全体ミーティングを定期的に実施する
店舗スタッフ全員が参加する全体ミーティングの時間を定期的に設けましょう。
アルバイトも社員と同じように問題提起を行ない、意見を述べる機会を作ることで、組織への帰属意識が高まり、より責任を持って主体的に働けるようになります。
また、働くなかで疑問に思っていたことや改善したいことを全体ミーティングで共有し、解決することで、不安やモヤモヤが減り安心して働けるでしょう。
明確な評価制度を作る
努力した人がきちんと評価される制度を作ることで、アルバイトの働くモチベーションを高めることができるでしょう。売上やミスの少なさ、スピード、出勤率など、客観的な数字で示した基準を作ることで、何をどう頑張ればいいのか明確になり、やりがいを持って働けるようになります。
評価制度を作る際には、明確でわかりやすい基準を設定し、不公平にならないよう十分気を付けましょう。
できたことをほめる
アルバイトを教育する際には、「できたことを積極的にほめる」ことを忘れないようにしましょう。できないことに焦点をあてて指摘するだけでは、アルバイトが「職場の役に立てていない」と感じ、自己肯定感が低下して離職につながってしまいます。
先輩アルバイトや社員にとっては当たり前の慣れた作業でも、新人アルバイトにとっては初めてやり遂げた作業かもしれません。
前回できていなかったことが今回はできるようになっていたら、積極的にほめましょう。
アルバイトの教育方法

アルバイトを教育する方法は、座学研修やOJT教育、動画研修などがあります。それぞれ具体的にどのような方法なのか、またどのようなメリットがあるのか解説します。
座学研修
アルバイトを部屋に集め、人事担当者や外部講師による座学の講義を実施します。店舗のルールやコンプライアンス、実務に入る前に知っておきたい知識などを、体系的に学ぶ機会となるでしょう。
講義を聞いて理解し覚えるインプット中心の研修ですが、グループワークで意見を述べたり、実務に役立つロールプレイングを取り入れたりする場合もあります。
OJT教育
OJTとは「On-the-Job-Training」の略で、社員や先輩アルバイトによるマンツーマンでの指導のもと、実際の職場で働きながら学ぶ教育方法です。
先輩の働く姿を間近で見ながら、自分でも実際に業務を行なうことで、実践的なスキルを早く身に付けられます。座学研修と比べていち早く職場の一員として働けるため、新人アルバイトも「会社の役に立てている」と思え、やりがいを感じることができるでしょう。
OJT教育を行なう際には、教える側に十分な指導力や意欲があるか確認しておかなければなりません。新人アルバイトに教えようとする気がない先輩が付いてしまうと、OJT教育の効果が出にくいでしょう。
動画研修
座学研修の講義やロールプレイングの様子などを動画におさめ、新人アルバイトにそれを視聴してもらう方法もあります。
対面の座学研修だと、参加者のスケジュール調整や研修用の部屋の確保などの準備をしなければなりませんが、動画ならこれらの手間を省けます。
一度動画を作成すれば何度も使えるため、新人アルバイトが入るたびに毎回講義を行なう必要もなくなります。
また、シフトが合わない、業務が忙しいなどの理由で、新人アルバイトが教育担当者に直接指導を受けられる機会が少ないこともあるでしょう。そのような場合も、いつでもどこでも学べるわかりやすい動画があれば、安心して業務に臨むことができます。
アルバイト教育における課題とは?

アルバイト教育を成功させるコツや具体的な教育方法について解説してきましたが、そうはいっても実際にはうまくいかない場合もあるでしょう。ここからは、アルバイト教育がなぜうまくいかないのか、その理由や課題について紹介していきます。
教育のための人手が不足している
アルバイト教育の重要性は感じているものの、人手不足で新しくアルバイトを雇っているため、そもそも非常に忙しく、教育にかけられる時間や人手が足りないという課題が挙げられます。
特に忙しい職場において、既存のアルバイトが自分の業務をこなしつつ、本来は社員がやるような新人教育も責任を持ってすべて行なわなければならない、という例もあるようです。
教育担当者によって教える内容がバラバラ
新人アルバイトごとに教育担当者を付けてマンツーマンでOJT教育を行なう場合、担当者の性格や業務の忙しさによって、教え方や指導内容が異なってきます。
業務量に余裕があり、何でも細かく丁寧に教えてくれる先輩Aさんに教わるケースと、いつも忙しそうにしており、質問しても必要最低限のことしか教えてくれない先輩Bさんに教わるケースでは、教育の質や効果が大きく異なります。
Aさんに教わった新人アルバイトはどんどんスキルを伸ばし、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。一方、Bさんが教育担当者だと、新人アルバイトは不安やモチベーションの低下を感じてしまうかもしれません。
教育担当者によって教え方にばらつきが出ないように、あらかじめ教育マニュアルを作成し、教える内容をある程度一律にしておくことをおすすめします。
社員・教育担当者が新人に仕事を任せない
社員や歴の長いアルバイトが、新人にいつまでも仕事を任せないのも大きな問題です。
新人に仕事を任せたくない理由として、もし新人に任せて失敗したら先輩がカバーしなければならないが、忙しいため新人の失敗をカバーする余裕がない、ということが考えられます。
しかし「新人アルバイトにはこの仕事は任せられない」と思い、すべて自分でやってしまう状況が続くといつまでたっても新人が育たず、戦力になりません。
新人アルバイトも、いつまでも仕事を任せてもらえないままだと、「私は役に立っていない」と感じやりがいをなくしてしまうでしょう。
アルバイト教育に役立つサービス「バイトルトーク」を紹介
アルバイトの早期退職を防ぐには、新人アルバイトがやりがいを持ち、安心して働けるように教育体制を整えることが大切です。しかし、人手不足や教育担当者が育っていないなどの理由で、教育に時間をかけられない職場も多いでしょう。
そこで役立つのが、ディップ株式会社と株式会社アイリッジが共同開発したサービス「バイトルトーク」です。
バイトルトークは、アルバイトと店長のための連絡用アプリです。バイトルトークを導入することで、アルバイトに関する連絡のために、LINEなど個人のSNSを共有する必要がなくなります。
本部がアカウントを監視できるためSNSを使ったハラスメントを防ぐことができますし、退職したスタッフのアカウントは削除できるため情報漏洩対策にもなります。
アルバイトの人数が多いと、誰に何を教えたかわからなくなり、情報の共有漏れがどうしても出てしまいがちでしょう。そんなときにおすすめなのが、バイトルトークの掲示板機能です。掲示板機能を使えば、アルバイト全員に伝えたい情報を共有できます。
個別連絡の手間がなくなるため、アルバイト教育にかける時間を短縮でき、伝える内容を統一できるというメリットがあります。掲示板の確認者と未確認者も画面上で把握できるため、共有漏れの心配なく利用可能です。
さらに、バイトルトークにはシフト調整機能も搭載しています。アルバイトはシフト希望を簡単に提出でき、店長はこれまで手間がかかっていたシフトを簡単に作成できるようになるのも、うれしいメリットです。
まとめ
アルバイト教育の大切さやアルバイト教育を成功させるためのポイント、うまくいかない理由などについて解説してきました。
早期退職を防ぐためにもアルバイト教育は非常に重要です。しかし、教える時間や人手が足りなかったり、教え方や伝える内容にばらつきがあったりするなど、現場にはさまざまな課題があります。
「バイトルトーク」の掲示板機能を活用することで、伝えたい内容をアルバイト全員にまとめて共有でき、効率よく教育することが可能です。
アルバイトの教育にはバイトルトークをご活用ください。